大人になったらどんな仕事をしようかな?
ならばこの本を読むがよい。
新13歳のハローワーク
著者/村上龍・はまのゆか
発行者/株式会社 幻冬舎
今回紹介する本は『新13歳のハローワーク』です。
こうした思いを抱えている人は少なくないハズです。
そんな時に『新13歳のハローワーク』を読めば、その答えやヒントを見つけられると思います。
13歳と書かれていますが、大人にも読んで欲しいと思える1冊です。(というか僕も社会人になってから読みました。)
当記事では、そんな『新13歳のハローワーク』の概要と要約、感想について書き留めていきたいと思います。
『新13歳のハローワーク』の概要
『新13歳のハローワーク』を一言で表すなら
自分がどう生きるのかの解答を見つける本
と言えます。
筆者の 村上龍 さんは現代のことを
「生きにくい時代」
と評しています。その理由は
などが挙げられます。
僕はやりたいことが多すぎて決められないのが大変だなぁ。
だからこそ、「自分に向いている職業」を見つけて、お金や地位や名声を手に入れることが大切なのです。
そのヒントが自分の興味を仕事につなげていくことなんですね。
そこで『新13歳のハローワーク』を読んでいくと・・・
新13歳のハローワーク
著者/村上龍・はまのゆか
発行者/株式会社 幻冬舎
「国語」が好き・興味がある
「社会」が好き・興味がある
という風に学校で習う教科に沿って職業が分けられています。
それだけでなく
「友達とおしゃべりする」「寝ているのが好き」
というように勉強以外のところからも自分に合う職業を見つける手立てが書かれています。
『新13歳のハローワーク』の要約
『新13歳のハローワーク』には職業の説明だけでなく、村上龍さんのEssayもたくさん書かれています。
ここでは、その中の1つ「1年に6000時間」の話を取り上げていきたいと思います。
この話は、著者の村上龍さんと『新13歳のハローワーク』のイラストを手がける はまのゆか さんがどのようにして一緒に仕事をするようになったかを辿ったものです。
1年に6000時間
新13歳のハローワーク
著者/村上龍・はまのゆか
発行者/株式会社 幻冬舎
はまのさんは19歳のとき、村上さんの講演を聴きに来てその終了後に、包みをプレゼントしました。その包みの中にははまのさんの作品に絵はがきが入っていました。
そのころ、村上さんは新しい絵本の準備をしていて画家を探していました。忙しい有名な人よりも新人に書いてもらいたかった村上さんは絵はがきに動物が描かれていたのを見て「この人なら描けるだろう」と思い、はまのさんを探し出しました。
当時20歳の学生だっただったはまのさんに絵をまかせることにスタッフからは疑問がありましたが、村上さんは「彼女なら描ける」と意見を通しました。
問題は、できるかできないかではない。やるかやらないかだ。
はまのさんは絵本のために、1日16時間以上絵を書き続ける生活を2か月以上も続けたそうです。
編集者が「はまのさんは村上さんに発見されて幸福だったね」と言うと村上さんは「それは違う」と反論しました。
はまのさんは絵はがきを手渡しし、村上さんもダメだと思ったら仕事を依頼したりしない。運ではないのだ。と
はまのさんは、絵筆を持ちすぎて指を腫らしながらも、たくさんの絵を書いたそうです。1年が8760時間のなかで、はまのさんは6000時間くらい絵を書いたりスケッチを書いたりしているのではないか、という話です。
1年で6000時間も絵を書くなんてすごいなぁ!
絵を書くのがホントに好きだからこそ出来るんぢゃろうな。
無名の学生でありながらも村上さんに信用されたの はまささん。
その理由は絵を描くことが大好きで本気で取り組んでいたからだと筆者は思います。
このように、自分の好きなものに打ち込むことで思いがけないチャンスを引き寄せられるんじゃないでしょうか。
だからこそ『新13歳のハローワーク』を読んで自分は何に興味があるのかをぜひ見つけていってほしいです!
『新13歳のハローワーク』の感想
いかがでしたか?
『新13歳のハローワーク』将来を真剣に考える学生、今の仕事に悩みがある社会人の方々に読んでもらえれば、きっと自分に合う職業が見つけられる本だとオススメしたいです。
特にEssayは実体験からまとめられた内容なので、実際にその仕事がどんなものなのか、どんな人ならできるのかを判断するのにとても役立つのではないでしょうか。
夢を追うとき、ただ漠然としたイメージではなく、本や人から確かな情報を知って、正しい方向に努力しないといけないというのが筆者の考えです。
『新13歳のハローワーク』は、夢を追う第1歩に大きくタメになる本だと思います。
おまけ
『13歳のハローワーク』には公式サイトもあります。
各職業のプロフェッショナルのインタビューが聴けたり、直接質問を遅れたりできるのでぜひ1度ご覧になってみてください。
ところで仙人様って昔はどんな仕事をしてたの?
今も昔も変わらず仙人ぢゃ。
仕事してなかったんだ・・・
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